やってきました。年に1度のお楽しみ。海を越えてやってくるんですからねぇ。ああ、みにいきたかったなぁ・・(;_;)。有給さえあれば、行けたのになぁ・・(;_;)。残念。
で、しょうがなくTVでみたのですが。すごいレースでした。鈴鹿のレースって、結構本命の方々がいなくなっちゃって・・・っていうのが多かったような気がしてたので、実はあんまり期待してなかったりしてたのですが、今年はホントにすばらしかった!
まず、スタート直後のアーバインのオーバーテイク。もうもう、ただただ、びっくりしました。アーバインだけなんであんなにめちゃめちゃ速かったんでしょう。びっくりです。結局2回ピットインだったし。あれはいったい何だったのでしょうか・・。
ここ何戦か、あんまり抜けないコースで欲求不満気味だったので、あのシーンはとても気持ちよかったです。ああやって、ばばばっっと抜けるコースはいいなぁ。いっぱいラインがとれる広いコース。たくさんあったらいいのになぁ。(なんて、むちゃくちゃ言ってますね。でも、みたい。)
そしてやっぱり次のポイントはシューマッハがヴィルヌーヴのタイヤ交換の後前にでたとこでしょうね。こないだヒルをかわしてポイントをとったときのように、ホントに根性〜ぉぉってカンジで、すごかったです。あそこで前に出なくては、次の作戦はなかったでしょうからね・・・。コース上では抜けなかっただろうし。
その「次の作戦」自体は、やられたときは、ちょっと、「卑怯だな〜」って思わなくもなかったのですが、ヴィルヌーヴが言っていた「ホントは速く走れるのに、ペースを落として走るぞ作戦」より、よっぽどシューマッハのほうがいいなと思いました。なに言われても勝つんだっていう執念が感じられて、格好良かったです。きっとこの作戦の違いが勝負の分かれ目だったんでしょうね・・・。
今日は本当に久々にレースを堪能したなぁと思います。ドライバーのオーバーテイクとチームの作戦、この両方がとっても高いレベルの戦いで、本当に面白かったです。
<観てない方のためのレースの概要>
鈴鹿を入れて残りあと2レース。ポイントリーダーはヴィルヌーヴで77ポイント。シューマッハは68ポイントで、その差は9点。ヴィルヌーヴはシューマッハより2ポイント多くとれば、ワールドチャンピオンが決まる。(最大10点しかとれないので、最終戦優勝しても勝ちはない。)
まずスタート直後、アーバインが周回遅れをパスするかのように、2位3位のシューマッハとハッキネンを2台いっぺんに抜き、その次の周にはヴィルヌーヴ抜いてトップになる。しかもどんどん差を広げていく。(この時点で1位アーバイン、2位ヴィルヌーヴ、3位シューマッハ)
その後、アーバインは最初にピットインし、シューマッハもピットイン、暫定トップのヴィルヌーヴは何周かしてからピットインするが、ピットから出てくるとき、ちょうどシューマッハが。ぎりぎりの攻防でシューマッハが前に出る。(で、1位アーバイン、2位シューマッハ、3位ヴィルヌーヴとなる。)
すると、なんとリードしていたアーバインが速度を落とし、シューマッハを先にいかせ、ヴィルヌーヴをブロック。(ブロックといってもわざと・・だけど、同じ周回だし、抜けない方が悪いので、しょうがないんですよね・・・。)
ヴィルヌーヴはアーバインが少し遅く走り、しかも抜けないので、シューマッハとの差はどんどんひろがるばかり。なので先にピットインします。しかし給油がうまくいかず、時間をロスしてしまい、ハッキネンにも抜かれて、5位に。
ヴィルヌーヴの同僚のフィレンツェンが2回目のピットストップでアーバインの前に出てシューマッハを追いかけ、周回遅れのおかげもあって1秒差のところまで来るが、シューマッハが逃げ切り優勝。2位フィレンツェン、3位アーバイン、4位ハッキネン、5位ヴィルヌーヴという順位で終わる。
ということで、現在シューマッハ78ポイント、ヴィルヌーヴ79ポイントでヴィルヌーヴが1ポイントリードなのですが、でも、ヴィルヌーヴは金曜日のフリー走行の違反で失格になるかもしれないので、この2ポイントは暫定なんですよね。もし、取り消されたらシュー78ポイント、ヴィルヌーヴ77ポイントで、シューマッハが1ポイントリードになるんですよね・・。どちらにしても最終戦に勝ったもの勝ち・・・ということになりそうです。どうせなら、優勝で決めてほしいな。
最終戦は2週間後の10月22日。フェラーリも調子よくなったし、楽しみです。