11月10日「維新派”南風”をみる。」

<わたしのこと>

維新派を最初にみたのはTV放映での「ノスタルジア」です。ほんとはちゃんとみにいこうと思っていたのですが、そのときとても体の具合が悪くて、入院したり、いろいろな検査をしたりだったので、行けなかったのです。
そして、TV放映でがまんしたのですが…。ものすごく後悔しています。なにがなんでも行っておけばよかった。あまりにもすばらしくって、ボロボロ泣いてしまいました。

初めて生でみたのは、京都建都1200年祭の「少年街」です。このときは盲腸の手術の退院後数日しかたってなく、とても具合が悪かったのですが、後悔したくなかったので行きました。すごくよかったです。

それ以来、だいたいの公演はみています。

<劇場のこと>

去年の「ROMANCE」と同じ南港のふれあい港館広場での公演でした。劇場はもういつもと同じく、すばらしいですね〜。こういうところで芝居がみれるなんて、幸せです。

ただ、季節があんまり好きじゃないです。もう、真っ暗になってしまってからはじまるのが残念です。京都の「少年街」は6月で、まだ明るいうちからはじまって、どんどん空の景色が変わっていく、その感じがすばらしかったです。(あの公演はセットがまったくないという、特殊なものだったからできたのかもしれませんが…。)そこまで、とはいいませんが、南港の「ノスタルジア」のように9月終わりくらいだと、夕日がみれていいかんじなんじゃないかと思うのですが…。

あ、あと席ですが。案内のお姉さんの声に誘われて、桟敷まで行ってしまいました。休憩のときに上からみたのですが、やっぱりある程度上のほうからみたほうがいいなぁと思いました。入りは、楽日ではありましたが、平日だったせいか、普通の満席状態だったと思います。多いときは、ほんとに考えられないくらい多いもんね。
心配されていた寒さも思ったほどではなくて、よかったです。ただ、開演がかなりおして、終わったのは10時を過ぎておりました。

<思ったこと>

う〜ん…。正直に書かないと意味がないと思うので正直に書きますが、あんまり趣味じゃなかったです…。よく、わからないんですよね。気持ちが。どういう風に描かれたって、わたしには極道の方々の美意識やいきざまって、一生理解できないと思ってます。だからねぇ。「なんで?」としか思えなくって。その答えをみつけることもできないし。

まぁ。いつもいつも同じことをしていてもしょうがないんじゃないかっていうのはどの世界の表現する人も言うことで、それはそうなんだろうなとは思うのですが、新しくみせてくれるものが好きかどうかはまた別問題ですしね…。でも、ずっと見続けると思います。

<公演データ>

公演名:維新派「ヂャンヂャンオペラ'97 南風」@大阪南港ふれあい港館広場

公演日:1997.11.10/S/上手側桟敷席3列目