12月4日「劇団四季”夢から醒めた夢”をみる。」

<わたしのこと>

「夢から醒めた夢」は初見です。前回(3年くらい前でしたっけ?)のとき、余裕がなくてあきらめてたのですが、あんまりCFの歌が耳につくので楽日1週間くらい前にいこうと思い立ったのですが、すべて売りきれていて行けませんでした。ですので、今回の公演はとても楽しみにしていました。

今回ははりきってS席にして、C席というぐーな席がとれたのですが。なんと前々日に祖父がなくなり、当日はお葬式の日となってしまいました。これ以上の出費はつらいのでS席はあきらめかけたのですが、FMUCICALでS席を半額で譲ってもらい、行くことができました。

<劇場のこと>

S席だったのですが、2階席の一番前の列のど真ん中でした。椅子にもたれるとやっぱり遠いので、前の手すりにもたれてみてました。なかなか面白かったけど…やっぱり上から見下ろすとちょっと別物の様な気がします。上から見ると結構S席空いてたのですが…、このかたどーしてこの席とったのでしょう。ぴあのチケットだったんですけど。(四季の会カードでぴあで買ったのかなぁ。)ちなみに2階席のS席にはわたしを含めて2人しかいませんでした。後ろは団体っぽい人たちがいて、満席状態でしたが。

<思ったこと>

かなり期待していったのですが、これもまた途中でひいてしまいました。構成が「ユタ〜」と同じ様な気がしました。あんまり場面の展開がなくって、登場人物(主人公が出会う他人)がせつせつと自分の身の上を語るという…。ちょっと、これは…と思いました。戦争でなくなった子供たちのメッセージをいれるのはいいんですが、そのまま話されても…。もっとスマートにできないものなのでしょうか。

ほかにもメソやエンジェル役の人の演技が弱いなぁ…とか、あんまりにも登場人物がステレオタイプじゃないかとか、いろいろ気になるところはあったのですが。…でも。保坂さんの最後の歌で、「すべて許す。」と思いました。この歌、ほんとにすばらしかったです。

<役者さんのこと>

保坂さんはほんとに魅力があふれていて、すばらしかったです。この人がいないと、この芝居はもたないんじゃないかなぁ。今のところ、保坂さんの持ち役ができるひとって思いつかないし。

マコ役は野村さんじゃないのが残念だなぁと思っていたのですが。堀内さん、高音がすごく頭に響いたのですが…、雰囲気がぴったりで、思っていたよりよかったと思います。そういえば、初見なのでした。

あと、いつもながら豪華なキャスト。なにより「夢の配達人」が下村さんだったのが驚きでした。キャスティングされていないと思っていたので。ボードの前で思わず「嬉しすぎる…」とつぶやいてしまいました。めちゃくちゃかっこよかったけど、ちょっとかっこつけすぎかなぁ…。と思いました。

<あらすじ>

ちょっと不思議な世界にあこがれているピコは、ある晩「夢の案内人」に誘われて夜の遊園地にでかけます。そこでピコは幽霊のマコに出会います。お母さんにお別れの挨拶をするために1日だけかわってほしいと頼まれたピコは幽霊たちの世界に向かいました。

<公演データ>

公演名:劇団四季「夢から醒めた夢」@MBS劇場

公演日:1997.12.8/M/2階A列19番(一列目中央)

出演者:ピコ・保坂知寿、マコ・堀内敬子、マコの母・金井小夜子、メソ・道口瑞之、デビル・光枝明彦、エンジェル・古谷直通、ヤクザ・野中万寿夫、暴走族・阿久津陽一郎、部長・広瀬明雄、老人・立岡晃、老婦人・斉藤昭子、夢の配達人・下村尊則