98・1・19「三谷幸喜”気まずい二人”を読む。」

わたしはよく図書館へ行きます。本を買うお金と本を置くスペースがないからです。うちの勤務先の図書館は結構優秀で、「芝居狂いがうつる本」の1があったりして、すばらしいです。

今回はじゃむちで紹介されていた三谷さんの本を借りました。予約して。わたしはあんまり三谷さんのつくるものはすごく好きってことはないのですが、これはとっても面白そうだったのです。

TVに出演されているのをみても、どうみても対談に向いてなさそうな三谷さんが、人見知り克服のために対談の連載をするなんて…。

読んでいて、とても緊張感が伝わってきて面白かったです。わたしもかなり人見知りで、何を話していいかわからなくなるほうなので、気持ちがとてもよくわかりました。(その「場」にもよるんですけどね。)前半はとてもすごかったですが、後半、ちょっと平気になっていたようで、やっぱり、何事も訓練が大事なんだなぁと思いました。

三谷さんはこの連載を「リハビリ」だと書いてますが、この表現もなんかピッタリで感じがとてもよくわかってしまいました。わたしも自分の人生とはなんぞや?と思うとき、「挑戦」みたいな勢いのあるようなものじゃなくって、「リハビリ」って言葉がぴったりだよなぁといつも思っていたので、これを読んで、人見知りといい、似てるんじゃないのもしかして。と思ってしまいました。……あんまり、うれしくないけど(^^;)。

 なんか、暗くなっちゃいましたが、とても面白いので、ぜひどうぞ。