98・2・12「世紀末縦走計画第一次調査団調査発表公演”エンブリオン”をみる。」

<わたしのこと>

「家を出た」でとても幸福な思いをしましたので、プロデュース公演は期待してしまいます。こちらも結構面白そうな組み合わせで、楽しみ半分・不安半分でした。

<劇場のこと>

ウィングフィールドです。あんまり好きじゃなかったのですが、今回もあまり気になりませんでした。やっぱり芝居次第ということかな。

<思ったこと>

思っていたより面白かったです。3人の作家の話を構成し直して上演するなんて、企画倒れにならなければいいけど…と思っていたのですが、全然大丈夫でした。キーワードがよかったのかな。カラオケボックスの雰囲気がとってもよくでていて、すごくお話にリアリティを感じました。そこで展開されるいろいろな人間関係も、すごく深く感じられて、面白かったです。

あと、ビートルズについてのいろいろなことがお話の中に隠されていたのも面白かったです。一般常識程度で、すごくみえみえのお宝だったのですが、結構うまく決まっていていて、おお!とか、うまい!とか、そうくるか!とか思いました。

<役者さんのこと>

みなさんよかったと思います。迷子になった女の人があんまり好みじゃなかったですが、その方くらい。江口恵美さんはほんとにすごい女優さんですね。最初、わたし室町さんかと思っちゃいました。前にみたときと、全然別人みたいでした。

<あらすじ>

よく停電のおきる成田近くのカラオケボックスでの一夜のお話。

<観劇データ>

公演名:

世紀末縦走計画第一次調査団調査発表公演「エンブリオン」
@心斎橋ウィングフィールド

公演日:

2/12(木)ソワレ・桟敷正面2列目

作・演出

作:岩崎正裕(199Q太陽族、)・四夜原茂(第2劇場)・三枝希望(劇団狂現舎)、構成:田中守幸(展覧会のA)、演出:深津篤史(桃園会)

出演者:

林宏二、北岡啓孝、江口恵美、穴見圭司、南濱睦深、西岡由起子、川田陽子、松蔵宏明、みのべなおこ、栗園香、長尾譲二、亀岡寿行、今井佳代子