ピスタチオは「パワード」と「WORLD」をみて、これで3本目です。いいところを思いっきり見逃しています。もったいない…。
新神戸オリエンタルはもう、とってもお久しぶり。93年の上杉さんと毬谷さんのグローブ座「ヴェニスの商人」以来です。このとき、客席がらがらですっごい寒くって、あんまりいいイメージなかったのですが、入る割には広々してなくていいなと思いました。2列目だったので、後ろのほうの傾斜はわからなかったのですが。
わたしはちょっとついていくことができませんでした。話もあんまりどうにも思わなかったんですが、夏休みのあの感じがでていて、悪くはなかったと思います。
でも。あの一つの役を何人でやるのはどうかと思う。なんであんなことするんだろ。どういう効果をねらってるんでしょうか。まさか、他の人がやってないから、とかじゃないよね。
どんな人も同じものをもってるってことを表したいのかなとしか思えなかったのですが、わたしは自分と他の人は違うってちゃんと認めなきゃいけないと思うのです…。それからじゃないとはじまらないって。だからほんとにこの芝居には共感できませんでした。
DMの演劇的実験云々も、どうかと思うし…。かなりうるさく感じます。そんなこと、声高々に言ってもねぇ。あんまりそんなことばっかり言われると、芝居なんて、おもしろいか、おもしろくないかそれだけじゃないのって思ってしまいます。
今回は2列目だったし、声がどうのこうのっていうのはなかったです。今回は福岡さんの少年が魅力的でした。ずっとあのままでやってほしかったんだけど…。
都会で暮らしていた少年が従姉妹の住む田舎の家で過ごす夏休みの物語。
公演名: |
惑星ピスタチオ「大切なバカンス」 |
公演日: |
98・4・20(木)ソワレ@新神戸オリエンタル劇場 |
出演者: |
保村大和、平和堂ミラノ、佐々木蔵之介、腹筋善之介、遠坂百合子、福岡ゆみこ、末満健一、宇田尚純 |