98・5・30「遊劇体”夢の靴下”をみる。」

<わたしのこと>

 遊劇体は2回目です。でも、前回は5年くらい前の扇町のアクトトライアルだったので、野外ははじめてです。DM来てたし、評判いいし、面白くなかったわけじゃないのですが、なんかいきそびれてしまいました。

野外好きなので、かなり今回は期待が大きかったです。季節もいいし。

<劇場のこと>

 野外といえば維新派をつい浮かべてしまうので、かなり期待していったのですが、やっぱりあんなのは他にはないよね(^^;)。ちょっと期待過剰でした。

でも、よくなかったわけではなくて、すごく土の感じがして、なかなかよかったです。

<思ったこと>

 作家を仕事としている夢野久作が失われた3時間を探して、自分の分裂した夢の世界をさまよう話だと思ったのですが、あまりに痛々しくって、ちょっと…。と思いました。なんかとてもわかる気がするのですが、そんなにそのままみせてくれてもどうかと思うのです。もっとないのって。

それに加えて、つめこみすぎっていうか、面白くしてやろうっていう感じがして、ちょっと作為的なものが感じられたのでより印象が悪かったです。矛盾してますが。

<役者さんのこと>

 主役の小谷さんはすごい迫力でした。あと、姫と話す若い男の人がかっこよかったです。あとの方はどうも生理的になんだか…。すごく芝居がかってていやでした。特に、すごいなんでだかわからないギャグをする人たちは、みていてかなりつらかったです。

<あらすじ>

 眠れないのが悩みの作家:夢野久作はその理由が3時間の失われた記憶にあることに気づく。その時間はとてつもなく恐ろしい記憶であることはうすうす感じていたが、記憶を取り戻すため、分裂した夢の世界をさまよう。

<公演データ>

公演名:

遊劇体「夢の靴下」@扇町公園遊劇体特設野外劇場

公演日:

98・5・30(土)ソワレ

出演者:

小谷太志、板垣博人、戸田ともよ、扇谷泰伸、由螺、打上花火、杉山寿弥、藤原さくら子、重松諭子、西原かおり、平田美雪、山口茜、丹乃のん太、みきあすか、安岡恵子、山本アさみ