98・6・4「MONO”きゅうりの花”をみる。」

<わたしのこと>

 MONOは初見です。すごく評判がいいので、かなり前から観に行こうとは思っていたのですが、ついついのびのびに…。反省してます。

<劇場のこと>

 平日だというのに、すごい満員でびっくりしました。こんなのはじめてです。人気あるんだなぁ…。ぴあの整理番号1番だったので、余裕かと思っていたのですが。しかし、1番はうれしい。並ぶとき、おもわず笑ってしまいました。

しかし、席は選びたい放題だったのですが、なんか客層が変わっていて…。ま、見慣れてない人がくるなんてのはいいことなんでしょう、それはいいとして。後ろに座っている、芝居をやってる人たちの話を聞いてると、気分が悪くなってきちゃって…。聞かなければいいんだけど、耳は閉じれないしさ。ああ、もう、そういう内輪の話はよそでやってほしい。たのしみで芝居を観に来て、静かに開演を待ってる人の前ではやめてほしいです。こんな人たちがやってんのかな〜と思うと、すごくつまらなくなってしまいます…。わたし、あの人たちが醸し出す雰囲気に、めちゃめちゃ弱いんです。だから、きっと、観客を選んだんだなって思うくらい。

<思ったこと>

 面白かったです。もう、すっごいよくわかる、あの感じ。うんうん、そうだよなぁって思いながら観てました。って感じでした。

…でも、わたしには何かが足りない。何かものたりないんです。こう、心の奥にある、硬くて冷たくてせつないものが感じられないんです。わたしにはMONOは暖かすぎて、ちょっと現実的すぎるんです。

いいかげんしつこいんですが、「家を出た」のときはそれがあったんです。こないだの八時半のときもあったので、うすうすわかっていたのですが、きっと、それは鈴江さんが持っているものなんでしょうね。それと、土田さんの暖かい感じがいい具合に混ざって、ほんとに最高の芝居でした。…って、ほんと何の感想を書いてんだか(^^;)。

<役者さんのこと>

 めちゃめちゃうまいですね、ここの方。みなさん。ちょっと、増田さんの話し方が好きになれないのですが、それはそういう人もいるよねってことにすればおっけーにできる範囲です。ほんと、すごいうまいなぁって思いました。ずっとやっていって欲しいです。その劇団でしかできないってことは、絶対あると思うので。

<あらすじ>

過疎の町につくられた文化施設では「ペン習字サークル」と「陶芸サークル」が活動をしている。ペン習字サークルの先生役は、その町の出身だが会社が倒産して東京から戻ってきた夫についてこの町にやってきたのが、なかなかみんなになじめない。

そんな折り、青年団で町おこしのための企画を考えることになる…。

<公演データ>

公演名:

MONO「きゅうりの花」@OMS

公演日:

98・6・4(木)ソワレ

出演者:

水沼健、一色正春、尾方宣之、金替博康、土田英生、西野千雅子、増田記子