98・7・16「遊気舎”THE TOUCHABLES”をみる。」

<わたしのこと>

 遊気舎は「人間風車」、「源八橋西詰」、「エルニンジャ」を観てます。これも、いいところをみのがしてます。はい。キャラ満載のものははじめてなので、楽しみでした。

<劇場のこと>

 フォーラムです。適当にセゾンで買ったら一番だったので、売れてないのかなぁと思っていたのですが(源八橋が木曜でかなりすいていたので余計に心配でした。)、どっこい、満席。150人は越えてました。体調悪かったので、椅子席にしたのですが、よかった。
スタッフの人のフットワークがすごいですね。わたし、あんまり受付の人が元気なの、不得意なんですよね…。気がきかなくっても怒るのですが。

<思ったこと>

 あ〜、眠くなりました。かなりだれました。ぬるい。ぬるいよ。と思ってました。

つまんなかったです。全然、何も感じませんでした。せめて、ああ、かっこいいなぁとか、渋いなぁとかっていうのを感じられたらよかったんですけど、全然なかったんですよね。もう、ペラペラって感じ。

はっきり言って、ごっこをしてるようにみえました。これじゃ、映画には勝てないでしょう。これじゃ。わたしは、後藤さんが勝つ方法は、何に影響を受けたとしても、せめて、誰も語ったことのない物語を語ることだと思うんですけどね。

お約束のキャラクラーは確かにすごく魅力的で、すごいんですけど、使われ方があまりに安易じゃないですか。もったいないです。ギャグにしたってそうですけど、こう、お決まり事なんですよね。こういうの出したら笑うんだろうってのがすごく感じられます。でも、思い上がりですよね。こっちだって、お決まりだから笑ってあげよかと思って笑ってるんですよ。

<役者さんのこと>

 今回、おおっと思ったのは定番のキャラクターの方々だけですね。ほんとに、すばらしい。でも、それらにリアリティがあって、本筋の人たちにないっていうのは、どうかと思う…。観るに堪えない人もいたし。

<あらすじ>

 捜査で犯人を追いつめながら、土壇場で金をもらって逃がしている根守刑事。最後の仕事に選んだのは、大悪党のカポネこと、成沢優子。いろいろな駆け引きの末、ついに億の金を手にするときがくるが…。

<公演データ>

公演名:

遊気舎「THE TOUCHABULES」@OMS

公演日:

98・6・16(木)ソワレ/椅子席2列目上手側

作・演出:

後藤ひろひと

出演者:

山本忠、久保田浩、西田政彦、楠見薫、うべん、谷省吾、魔瑠、魔人ハンターミツルギ、小川十紀子、中平みほ、工藤まき、プリンス〜、まついきよし、バカボン、峯素子、今井智紀、北村トシオ、篠垣雅男、岡田美子、田中香奈、二宮いずみ、藤田佳苗