いいかげん、うっとおしいかもしれませんが、わたしは鈴江さんの書く言葉が好きです。この芝居は岸田戯曲賞受賞作品なのですが、奈良で一度、上演されただけなのだそうです。八時半の公演じゃないということでかなり迷ったのですが、もういつ観られるかわからないし、アノニムだしということで観ることにしました。
スペースイサン東福寺。はじめてでした。あんまり遠くないと思うと油断してしまって、遅く行ってしまったのがまちがいでした。桟敷に座るのは久しぶりで、かなりつらかったです。(いつも、段差のあるところや、椅子にすわるので(^^;)
感じは、きれいなウィング、または、せまいゼロってところでしょうか。いやな感じはしませんでした。
う〜ん。なんか面白くなくって、悲しくなりました。楽しみにしていたもので。言っておきますが、八時半の公演じゃないんだっていう風に観ていたわけじゃないです。ほんとに期待していたのですから。
なんかね、言葉がうわすべりしてる感じがしました。言わなくちゃいけないセリフのままのように感じました。あれは、よっぽどうまいか、ほんとにああいうリアリティのなかで生きていないと難しい芝居なんじゃないかと思います。
実際、ほかの人の脚本をやるのって、どうなんでしょうね。やっぱり、よほど努力しないと難しいんじゃないかなぁ。自分のこともわからんのにね。それだったら、せめて自分の中にあるものをみせてくれたほうが、どのみちわからないにしてもすっきりしていいんじゃないかなぁと最近つくづく思います。やっぱりね、無理してるのをみるのはつらいんだもの。
公演名 : |
創造集団「 」「髪をかきあげる」@スペースイサン東福寺 |
公演日 : |
98・7.25(土)ソワレ/中段桟敷1列目下手側 |
作・演出: |
鈴江俊郎/菊川徳之助 |
出演者 : |
土肥順一、古田佳子、松田潤、相沢美穂子、佐野竜介、岡田尚丈、岸村英子 |