98・10・17「劇団八時半試演会”満開の案山子がなる”をみる。」

<わたしのこと>

本公演は、今年、一回しかなかったんですよね。きっと。でも、この試演会も同じくとても楽しみにしています。

前回の試演会は、「琴線に」ということばを使うなら、「ふれる」どころじゃなく、「かき鳴らす」とか「弾きちぎる」とかそういうくらい、すごく心にふれる芝居でした。あまりに鋭すぎて、心臓止まるかと思った。ほんと、あれは今でも忘れられない感覚です。

今回は山岡さん作ということを先に知っていたのですが、青年団の公演の評判よかったし、いつもと変わりなく楽しみでした。

<劇場のこと>

ウィングス京都三階のStadio-SOLEILです。すごく変わっていて、すごくいい感じのところです。なんか、すごく落ち着きます。

<思ったこと>

う〜ん。ちょっとまとまりがなかったかな…。女の子のほうの、どうしようもなさっていうのはとてもよくわかるような気がするのですが、男の人のほうがちょっとよくわかんなかったです。あんだけやめられなかったのに、なんで今?っていうのが。…ま、そういうものだと言われたらそんなような気もするんですが、でもやっぱりねぇ。あと、奥さんがあまりにわけわからんのもちょっとなぁと思いました。

別に、とってるわけじゃないんだと思いますが、わたし、ここの人たちの笑いのとりかたっていうのがすごく好きで、今回もかなり笑わせていただきました。いつもは結構すごくしーんとしているのですが、今回は声を出して笑う人がいたんで、ちょっとおどろきました。

そういうところとかすごくよかったんですが、やっぱりちょっと、もうちょっとなんとかなったんじゃないのと勝手に思ってしまいました。

<あらすじ>

中年の男と若い女が古い家にふたりっきりで暮らしている。男は毎日ビラを配り、女は電話番をしている。二人は教祖や幹部が逃げてしまったというのに、ふたりだけで宗教活動をしているのだった。信じる神もいないのに。

<公演データ>

公演名 :

劇団八時半試演会「満開の案山子がなる」@Studio-SOLEIL

公演日 :

98・10・17(土)ソワレ/テーブル席センター

作・演出:

山岡徳貴子/鈴江俊郎

出演者 :

中村美保、山岡徳貴子、長谷川源太