え〜、不意に、平日５日間のお休みができることが決まったので、ごろごろしててももったいないし、今年も石川県の母の実家まで長距離ドライブをすることにしました。ちょうど、祖父の一回忌もかかっていたし。

　しかも、せっかくだから、ただ行くだけじゃなく、福井の温泉で一泊することにしました。目的は「絡新婦」の読破。前作の「鉄檻」が１８時間くらいかかってしまい、あちこち痛くなってしまったので、温泉地で読んだら疲れたらお風呂にも入れるし、ずーーっと読み続けていても何も言われないし、もう、なんて、グッドアイディア(*^^*)と、とても楽しい気分でその日を待ちました。

　しかし、前々日の土曜日、ウイングに行く途中に発熱してしまい、どうしようかと思いました。日曜日は休んで柴胡剤をいろいろ飲むんだけどどれもあたらず、結局当日の朝に飲んだ小柴があたってすっと治りました。よかった〜(;_;)。

　当日はせっかく日没がみれるお風呂があるホテルを選んだので、それに間に合うように、なるべく早く出たかったのですが、薬を煎じたりしていてどんどん遅れ、１１時くらいになってしまいました。割と順調に進んでいたんですが、マキノのあたりでかなり工事渋滞があって、時間をとってしまいました。結局、福井の越前海岸のドライブ中にすごい夕日はみれたのですが、残念ながらお風呂ではみれませんでした。間に合ったんですけど、雲がすごく多くてだめだったのです。残念だったなぁ。

　宿を選んだ基準が「海に面しているお風呂がある」と「部屋食」、あとはなるべく安く。だったので、料理はまったく期待してなかったのですが、ちょろっとでもカニが出たのはうれしかったです。つい、ゆっくり食べてしまい、メインの目的である「絡新婦」を読み始めたのは９時でした。…間違いでしたね。これ。徹夜で読みましたが、朝７時の時点で、かなり残ってました。よく考えると、前作でそれだけかかってるんですから、読み切れるわけがないのでした。くぅぅ〜、読みが甘かった。二泊するんだった〜(T_T)。

　結局、一睡もしないまま、親戚のいる加賀市に移動。国道を通らずにいったら、なんか海でも湖でもない水たまりみたいなところを通って、それがものすごくきれいでびっくりしました。建物とかういてるの。道がかなりカーブが多くてつらかったですが。そして、迷いながらも無事親戚の家に着き、はとこの子供が生まれたばっかりだったので、その子をみて、今は愛知に住んでいるおばをひろって能登に向かいました。

　しかし、この日は台風並みの風が吹く天候で、そのうちあられなんかも降ってきて、ひどかったです。無事たどり着けてよかったです。

　田舎では２日過ごしました。わたしのいとこはうちの姉弟とその次がかなり離れていて、しかも一番下で１７歳違いくらい。というとても恐ろしいことになっているのですが、そろそろ言葉もちゃんと通じてきて、遊んでもとてもかわいくて楽しいです。小さいときはね、手加減というものを知らないからな。

　帰りは雨降りだったので、つらかったです。あと、福井のあたりの工事渋滞がきつかったです。帰りはほとんどノンストップで９時間くらいかかりましたが、かなり疲れました。こんなに疲れるとは思わなかったな〜。去年は大丈夫だったから。一人だと、どうしても止まらずに走ってしまうんですよね。よく考えると、帰りのほうがつかれるんだから、帰りに越前海岸で泊まればよかったんですよね。う〜ん。

　ま、全体をトータルして考えると、まあまあな旅だな。って感じでした。やっぱり体調がよくなかったのはちょっとつらかったですね〜。去年は車中で９時間歌いっぱなしだったのですが、治ったといっても、さすがにそんなに歌える状態じゃなかったもので、間がもたなかったんです。お風呂もね、さすがに夜中の２時や３時に入りに行けなかったし(^^;)。

　でも、あの宿でのすごい開放感というのは、ほんとにものすごくて、とてもよかったです。ほんと、自分でもびっくりするほどの開放感。すごくよかったです。これはかなり病みつきになりそうで、怖いくらいです(^^;)。