鈴江作品ははずせなくなってます。「髪をかきあげる」がそんなにいいと思えなかったので、どうしよかなとも思ったのですが、やっぱり書き下ろしとなると…。1月にウイングでも公演があるということで、キャパの違いによる演出の差なんかもみたいなと思い、行くことにしました。
京都文芸です。1月以来でしょうか。あの時は、ほんとによい劇場にみえたのですが、…古いですね。ちょっとぼーっとしていてよくみていなかったので、ほんとに芝居の印象そのままで記憶していたみたいです。
は〜〜。ちょっと、今から思い出してみても、どう書いていいんだか〜(^^;)。わたし、今まで演出の仕事についてあんまり考えたことがなかったのですが、今回、ほんとにしっかり意識しました。芝居は演出の仕方によってどうにもなるんだ。って。
とりあえず、あげたらきりがないんですけど、しぼって2つ。あの、カラオケは何だったんでしょうか…。恐ろしく寒かったんですけど…。ま、それ以前にも「はぁ?」って思うこといっぱいだったからよかったけど、でもびっくりしました。
あと、暗転中の音楽も、もちろん何か狙ってのことなんでしょうね。すごく適当に流してるだけのように思ったのですが、それも狙いのうちだったんでしょうね。
しかし、とりあえず鈴江さんの言葉を感じることができればそれだけでいいという、ほとんど病気のような状態になってるので(^^;)、わたしはとりあえず観に行ってよかったです。この作品、結構気合い入っていたように思いました。
でも、風向きは変わってきているような気がしました。言い方悪いかもしれないけれど、飽きてしまうんじゃないかなと思います。同じことをするのが。でも、それはわざと、とかじゃなくって、計算して、とかじゃなくって、きっと唐突に、ふいに、めんどくさくなるんじゃないかなと思います。でも、どちらもその時々のほんとの気持ちなんですよね。全く正反対のことであっても。だから、わたしは今年のこの気持ちのときの芝居を観ることができて、ほんとによかったなと思います。
とりあえず、セリフはちゃんとしゃべってほしい。間違えたり、詰まったりするのは自分のものにしていない証拠でしょう。あそこまで、セリフに引きずられていてはいけないと思います。
公演名 : |
創造集団アノニム「よるのたかさで光をのぞむ」@京都文芸 |
公演日 : |
98/12/5(土)ソワレ |
作・演出: |
鈴江俊郎/菊川徳之助 |
出演者 : |
古田佳子・松田潤・土肥順一・岸村英子・佐野竜介 |