98・12・10「MONO”その鉄塔に男たちはいるという”をみる。」

<わたしのこと>

MONOはすっごい評判よくって、ずっと観ようと思っていたのですが、今年の「きゅうりの花」からです。「家を出た」の話はしすぎなので(^^;)、置いときます。

<劇場のこと>

AI HALLです。伊丹駅が新しくなってはじめて行くというのに、時間の計算間違えて、全力疾走(きっとみた人はそうは思わんだろう速さだろーけど(^^;)。開演5分押しで助かりました。

木曜日の初日なのに、ほとんど満席。最前列で観ました。すごく装置が大きくて、ここでこんなに装置を組んでるのをみるのははじめてだったので、ちょっとびっくりしました。すごくよかったです。

<思ったこと>

2つしか観てないのに、こんなこと言っていいのかなと思うんですが、つらいんですよね。ここの芝居。なんとなく、あたたかい、ふんわりした芝居をイメージしていたもので、いや、どーしてこれで笑えるんだろうと、ほんとに思いました。つらくないのかな〜、みなさん。

「きゅうりの花」はラスト、友達が死んでしまってもあんな風でいられるのかなと思ってしまって、それがすごくひっかかってしまったのですが、今回はつらかったけど、よかったと思いました。

些細なけんかから、戦争まで、争いっていうのはこういうようなもんなんだなっていうのがすごくよく伝わってきて。でも、あんだけ喧嘩していても、最後、みんなで出ていったところがよかったです。喧嘩はしなけりゃいいってもんじゃないんだなと思ったりして。…でも、しかし、痛かったな〜。特に、「水を誰が汲みに行くか」のところはすごく覚えがあるので、ほんとに、ひゃ〜って感じでした。

こうやって思い出してみると、すごくよかったような気がしました(^^;)。最初のところもすごくよかったな。でも、Tシャツのところはちょっと唐突で、あんまり気持ちが乗り切れずにいたのですが、金替さんが出てきて、すごく空気が変わったのを感じました。そういう役だったといえばそれまでですが、ほんとにすごく感じたのです。それがすごくすばらしいなぁと思いました。

<公演データ>

公演名 :

MONO「その鉄塔に男たちはいるという」@AI HALL

公演日 :

98/12/10(木)ソワレ・最前列上手側

作・演出:

土田英生

出演者 :

水沼健・一色正春・尾方宣久、金替康博、土田英生