四季以外のミュージカルを観るのははじめてです。ま、これも山口さんが出てるから…なんですけど…。これを機に、東宝系も観に行く気になればいいな。

まず、いいところから。

生オケ、すごいです〜。四季の大阪公演はテープなので、生オケははじめてなのですが、すばらしいですね〜。音が全然違います。感動しました。オーケストラ、好きなのですが、コンサートにいくのはなんか場違い…？という感じなので、芝居と音楽と両方楽しめるのはとてもうれしいです。四季も生オケでやって欲しいです。東京だけなんて、ずるいじょ〜。

次に、あんましよくないところ。

お話が、いまいちわかりにくかったです。なんかねぇ。各登場人物がほとんどどんな人物なのかわかんないままでした。あれだけで、コゼットがすごい純粋なひとだっての、わたしにはわかりませんでした。マリエルとコゼットの関係も、う〜ん。そんなに簡単に燃え上がるもんなのかなと思ったし。ま、壮大な物語なんで、そんなに詳しくはやってられないとは思うのですが…。わたしも、壮大すぎて、あまりちゃんと観ることができなかったのだとは思います。もう1回行きますので、そのときはもうちょっとよく観ることができたらいいな。

あと、音楽があんまり好きになれませんでした。なんかねぇ。すごーく無理やりな曲に感じました。メロディーラインが趣味じゃなかったです。ついつい帰って、「ジーザス」と「オペラ座」と「クレイジー〜」のCDを聴いてしまいました。わたし、ジーザス好きだな。2回しかみてないのに、かなり覚えてます。（このCD、コンピレーションなので、4曲しか入ってないのですが。ジーザスのCDって、ありましたっけ？）。「オペラ座」はもちろん好きですが、家で聴くにはちょっと長い(^^;)。途中ではやめれないものですから。「クレイジー」は加藤敬二ファンというのもありますが（声を聞けるのがうれしい(*^^*)、曲ほんとにいいですよね。好きです。オーバーチュア、長いのが難だけど(^^;)。…なんか、話ずれてますね。とりあえず、曲がいまいち…ということです。

あ、あと（しつこい？）舞台装置の回り舞台の多用があんまり好きになれませんでした。最初のところは「おおっ！」と思ったのですが、そればっかりだとねぇ。もっと、いろんな動きをみせてほしかったです。

最後に。土曜ソワレに行ったのが悪かったのかもしれないのですが、すごく客席の態度がよくないように感じました。横の人たちも後ろの人たちもしゃべるしゃべる。初見の人もいるのになぁ…。そんなにいろいろ言わなくたって…。こういうのって、初めてです。東宝系って、こんななのかなぁ…。

山口さんは、最初のほう、「こんなだったかな〜？」とあんまりよく感じなかったのですが、後半、とてもよかったように思います。ほんとに、舞台にでてきてくれて、よかったなぁ。

ジャベールの川崎麻世さんは、ちょっと役には若すぎるんじゃないかなぁ…。声が。と思いました。歌は、よかったんですが。よいと思ったのですが。

岩崎宏美さんは、すごく歌が美しかったです。すばらしい！本田美奈子さんも、切ない気持ちがすごく伝わってきて、よかったです。

…あと、早見優さんなのですが…。わたしにはあれが歌とは思えなかったのですが…。あの歌、ちゃんと歌ったらどんな歌なんでしょう。ああいうものではないような気がします。もっと美しい歌のような気がします。演出上、あれでよいのならいいんですけど、わたしはちゃんと歌える人に歌って欲しいなと思います。

パンを一切れ盗んだ罪で１９年の刑を受けたジャン･バルジャン。刑期を終えてからの人生。