98・2・19「遊気舎”源八橋西詰”をみる。」

<わたしのこと>

遊気舎をみるのは昨年末の「人間風車」以来2回目です。

<劇場のこと>

OMSはほんとに久々です。重い感じのする空気があんまり好きではないんですが、今日は気になりませんでした。今日はかなり空席がありましたが、桟敷がベンチ席なのがいいなと思いました。

<思ったこと>

結構、評判のよい芝居だったのですが、わたしはいまいちだなぁ…と思いました。ここからふくらましていったということで、「人間風車」と比べてしまうのですが、やっぱりあちらと比べてどうしてもお話が弱く感じてしまいました。「悪魔に魂を売った人たち」の話ということだったようですが、どうもそこまでの話には感じられなかったです。
一番評判のよかった「カッパミイラちゃん」の話にしても、「人間風車」の中のお話ほど、すごく思わなかったし…。一番納得がいかなかったのは、カッパミイラちゃんがあそこまでする理由が「天国に行きたい」からだったということですね。だから、わたしはカッパミイラちゃんの行動には、あんまりジーンときたりしませんでした。こちらは子供の話すお話で、あちらは大人の話すお話ですから、無茶苦茶なのは当然なのでいいのですが、理由の違いは大きいです。楠見さんの演技がすごかったから、ぐらっときましたが、雰囲気だけに負けちゃいけない。だからこの話に感動して、盗作する童話作家はどうかと思うんですよね…。それが「魂を売った」といえるようなことかな。まあ、子供のパワーに負けちゃって感動してしまうのが、「魂を売ったこと」になるとしたらわかるような気もするのですが…。それもなぁ。あんまりだしなぁ。
女優の話は論外だし、一番それらしかったのは弁護士の話だったのですが、話の落し方が気持ちよくなかったんですよね…。ドンデン返しにしては、あっというものがなかったし。それまでの弁護士の役にもリアリティがあまりなかったせいだと思いますが。

あと、「源八橋西詰」で待ち合わせ。というのがイメージ的にどうもあわなかったです。なんとなく、駅に関係ない大きい道路の交差点で待ち合わせってしないような気がするんですよね…。OMSの前の道路の先というのをどっかで聞いた様な気がしてたので、かなり大きな道路というイメージがあって…。そこで待ち合わせて、どうすんだよ?とか考えてしまって、どうにも、気持ち悪かったです。

<役者さんのこと>

すごくせりふをとちっていたのは別にいいんですが、濃い空気が感じられなかった様な気がしました。でも、楠見さんの「レーコちゃん」はすごかったです。

<あらすじ>

精神異常者を死刑にするために精神操作を行う弁護士、主演女優の座を守るためならプライドも捨てる女優、子供の話を盗作する童話作家。源八橋西詰に立つ3人は悪魔に魂を売ったものたちだった…。

<観劇データ>

公演名:

遊気舎「源八橋西詰」@OMS

公演日:

2/19(木)ソワレ

出演者:

久保田浩、山本忠、楠見薫(特別ゲストは牧野エミさんでした。)